Japanese Antique SAMURAI Sword and Fittings
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縦/height 6.3cm 横/width 5.9cm 厚み/thickness 0.5cm 重量/weight 94g 正価/price 売却済-Sold-
短刀、脇差用の小さな鐔である。内からにじみ出てくるような寂び感をまとった逸品。山銅地を木瓜形に仕立て、切羽台と耳際を浅く残し葉唐草文様を鋤出彫で浮かび上がらせる。表裏で違う表情を見せ、表面、地には黒漆、唐草には黄銅色絵、裏は素銅象嵌に多少色絵の施されていたであろう痕跡が残るのみ。身幅の広い刀に付けていたらしく、茎穴、そして小柄櫃も広げられている。どちらも江戸時代に加工されたものであろう。脇差に付けられていたのかもしれない。また、地には黒化した漆がところどころに残り、古金工と平安城象嵌をあわせたような、時代の経過を感じさせる。実際に手にとると、鉄鐔とは違う柔らかな暖かさを実感していただけることだろう。(実物は画像よりも落ち着いた雰囲気です。)