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赤銅七々子地菊花図鐔 無銘(吉岡因幡介) - Shakudo nanako ji Kikka -

赤銅魚子地菊花図鐔

縦/height 7.1cm 横/width 6.8cm 厚み/thickness 0.5cm 重量/weight 135g  正価/price 売却済

耳にぐるりと十六弁の菊花を配した上品な一枚。耳をくるむように均等に施された菊の花は全体を引き締め、地面に装飾を施さないことで美しい赤銅七々子地を際立たせている。耳のみに象嵌を施す吉岡因幡介の典型的な意匠構成であるが、大きめに描かれた菊花と、おおらかな手腕に古雅な香りが漂う。江戸時代初~中期の作と思われる作柄で、一部時代の擂り剥がれが見られるが気になるほどではなく、古風な七々子地は痛みもない。
幕府のお抱え金工師として後藤家と並び多くの作品を残した吉岡家。百俵十人扶持を支給された権威ある家柄で、初代の重次が慶長年間に徳川家康に召し出されてから幕末の九代重貞に至るまで繁栄を誇っている。上代の作は幕府への納品のため、全て無銘であり、五代以降銘があっても個銘を切らぬため代別は困難とされている。武家が登城の際に用いる大小の式正に適った重厚で品格のある拵金具を製作した。吉岡因幡介の「介」は受領名であり、刀工には多いが金工においてこの官職名の受領はあまり例を見ない。吉岡家の歴代当主は家督相続に際し、将軍家に拝謁を許されいずれも「因幡」の名前を賜りこれを継承している。初代重次が豊後介や豊後守を下賜されていることからも吉岡家の格式の高さが伺える。特製桐箱入り。

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