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刀装具【鐔・縁頭・目貫・小柄】  赤銅七々子地流水菊花小禽図 - Shakudo nanako ji Ryusui Kikka kotori zu -

【赤銅七々子地流水菊花小禽図鐔】日本刀専門店【十拳-TOKKA-】刀装小道具・刀装金工・鐔・縁頭・目貫・小柄

縦/height 6.9cm 横/width 6.15cm 厚み/thickness 0.3cm 重量/weight 78g 正価/price 売却済-sold-

大輪の菊花が流れていく様子を、川辺のススキに止まって見つめる小禽の姿。赤銅七々子地を木瓜形に仕立て、二色の金を用い美しく彩られた構図は高彫りで、菊の花びら一枚まで丁寧で立体的。耳は線彫りをした上に金色絵を施す。鳥がとまったため、大きくしなったススキの穂と川の流れは青金で白っぽい金色をしている。本作の背景には江戸時代に起こったという空前の鳥ブームが関係しているように思う。大名から庶民までが癒やしと安らぎを求めて小鳥を飼ったというのだ。また、諸外国よりもたらされたオウムやインコなどの珍しい鳥など、鳥の絵や飼育法などが書かれた図鑑なども多く出版された。元は「川を流れていく菊の花」だけで菊水図、菊慈童図といった完結する画題に、ススキにとまった鳥を描くというのは、鳥ブームそして、今日、江戸琳派と呼ばれる酒井抱一らの画が大きく影響しているのではなかろうか。時代の流行を取り込んだ華やかで興味深い一枚。

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