日本刀豆知識 日本刀・刀剣の鑑賞方法

刀を鑑賞する際、蛍光灯の下で漠然と眺めていませんか?

刀剣、刀の刃文はもんは、残念ながら鑑賞環境を整えないと刃中の深~い「働き」は見えてきません。

働きとは・・・難しい刀剣書でおなじみの、小沸こにえ荒沸あらにえ金筋きんすじ銀筋ぎんすじ小足こあし長足ながあし砂流しすながしようなどの刃文を見る上では欠かせないもの。書籍では簡単に言葉で解説されているのに、 いくら自宅で愛刀を鑑賞しても見えてこない理由は一つ!ライティングの失敗ではないでしょうか?

ライトの選択が重要なのは、現在では一般的な化粧研ぎけしょうとぎが原因。鑑賞はもとより、 写真撮影する際にも「本当の刃文」を見せづらくする現代の研ぎ方は簡単に言うと厚化粧。 当然初心者の方が戸惑うのもこの白く塗ったような「見かけの刃文」が原因で、 直刃すぐはだと思っていたら丁子刃文ちょうじはもんだった!などは良くある話しです。

 初心者の方が最もよく見えるのは、白熱灯やハロゲン球。クリップ式で十分ですから、 なるべくワット数の高い物を一つだけ高い位置に取り付けてください。刀身にライトが反射するような 角度で刀を持ち、眩しさにこらえながら刃中を眺めれば、ライトの光が強く反射している周辺は 今まで見たことの無いような刃文が形成されていることに驚くはずです。刀の角度を僅かに変えながら、 切先からハバキ元まで何度も見ていると、蛍光灯の下で見ていた刃文と「なにか違う」と感じるはず。

 慣れてきたらワット数を下げて、ライトから遠のいた位置で見た方が、繊細な働きが見えてきます。


そして上級者編は・・・
 和蝋燭をご用意ください。夜、出来るだけ遅い時間、喧噪が消え、皆寝静まったあたり。 部屋の明かりを消し、ろうそくの炎が揺らめかないように閉めきった部屋。ろうそくから2~3メートル離れた位置に座り、 オレンジ色の炎で愛刀を鑑賞。。。刀の持つ神秘的な部分を照らし出して、その時代にタイムスリップしそうな感覚が襲うはず。

地鉄じがねは黒光りし、刃縁はぶちは淡い白色、 細かいにえも手に取るように見えてきて、貴方の愛刀が迷刀?だとしても、 すばらしさが再認識出来るはず。お試しを・・・ただし、ニヤニヤしながら愛刀を眺めているところを、決してご家族に見つからないようにご注意を!

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