日本刀豆知識 日本刀・刀剣のお手入れ方法

日本刀のお手入れ方法について簡単に説明します

※最初に白鞘または拵から刀身を抜き、ハバキも取り外しておきます。

  • 拭い紙で棟方から古い油を拭きとる。(刃側からは危険です)
  • 打粉で刀身を軽くポンポンと打ち、1.の拭い紙とは別の拭い紙でその白い粉を拭う。 ※1.2.の拭い紙はティッシュペーパーで代用できます
  • まだ油が残っていればこれを2、3回繰り返して油のくもりを完全に取る。
  • 刀を鑑賞する。(錆がついていないか等よく観察する)
  • 鑑賞が済んだら、新たに油を刀身に塗る。その際、ハバキ下部分も忘れずに。彫物がある場合は綿棒に油を浸して塗り込むと、細部まで油が浸透します。細い添樋なども同様です。
  • 茎は乾いた布で拭い、もし赤錆があるなら薄く油を塗る。
  • 油の塗った刀身に触れないよう茎だけを持ち、ハバキと白鞘を元に戻す。

「油」

油は刀を錆びさせないために使用されます。直接、刀身が空気に触れないように油で膜を作り、刀身を錆から守ります。 刀剣油または丁子油と呼ばれている刀剣の手入れ用の油を使用します。4~6ヶ月もすると徐々に油は乾燥していきますので、 3ヶ月に1度は新しく油を塗ってあげるのが理想的です。
しかし、現在の油は鉱物油が多く、純度の高い丁子油に比べて乾燥しづらく、また酸化による染みも少なくなっています。

「拭い紙」

古くなった油を拭き取り、打ち粉を拭う為に使われます。しかし、何度も同じ拭い紙を使うよりもその都度、 新しいティッシュペーパーを使ったほうが、ヒケ傷が入りづらいでしょう。 紙の品質が悪かった時代には拭い紙が最良でしたが、現在ではその必要性も薄れています。

「打ち粉」

砥石を粉末状にしたものが詰めてあります。打ち粉の粉に古い油を吸収させることにより、 刀身から古い油を拭います。打ち粉を差しすぎると、ヒケ傷がついたり、刃取りがぼやけますので注意が必要です。 化粧研ぎの場合、出来れば鎬地と平地に打ち、刃に直接打つのは避けた方がよいでしょう。

刀は錆びてしまうと、研がなければ錆を落とすことは出来ません

油の塗り替えを2~3ヶ月に一度、定期的に行うことにより、刀剣を美しい状態で保つことが出来ます。 尚、研ぎ上がったばかりの刀は、まだ状態が安定していません。研磨から2ヶ月の間は、10日に一度はお手入れしてください。

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