Japanese Antique SAMURAI Sword and Fittings
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非凡な才能で初代忠吉をも凌駕する忠吉家三代目の陸奥守忠吉。二代忠廣の子で長らく相鎚や代作に勤しみ、五十歳の若さで亡くなった名工は作刀期間約7年と言われ、初二代に比べて現存刀はとても少ない。肥前刀と言えば直刃が代名詞で安定した仕上がりを見せるが、本刀の丁子刃文は陸奥守忠吉の卓越した技量を見せつけるかのような圧倒的な存在感。本作、肥前の清涼な小杢目肌に地景働き、青みがかった独特の美しさを見せる。小沸のたっぷりと付いた丁子乱れ刃文は俗に言う「肥前の櫛の歯」と呼ばれる足長丁子がずば抜けて上手く、詰んだ地鉄と相まって澄みわたる。焼き幅広い刃文から健全な小丸帽子へと続き、総体的に研ぎ減りのない健全さ。整った銘振りで、陸奥の切り方を見ると晩年に近い作と思われ、茎は生ぶ尻ながら区を一寸ほど送る。肥前刀としては反り深く姿形も一級品。代々続く忠吉の中でも別格扱いの陸奥守は出来を見れば納得できる。最上大業物。特別保存刀剣鑑定書附。