日本刀 ¤ 脇差 ¤ 近江守忠吉(五代) ¤ 上作 ¤ 業物
近江守忠吉
Wakizashi/ Omi no kami Tadayoshi
- 長さ / cutting edge
- 52.5cm
- 反り / sori
- 1.7cm
- 目釘穴 / mekugi
- 1個
- 元幅
- 3.2cm
- 先幅
- 2.3cm
- 元重
- 0.7cm
- 時代
- 江戸中期 宝暦頃(1751年)
- period
- mid edo (1751)
- 国
- 肥前(佐賀県)
- country
- hizen
- 刃文
- 直刃
- hamon
- sugu
- 地鉄
- 小杢目
- jigane
- komokume
- 帽子
- 小丸
- boshi
- komaru
- はばき
- 銀着一重
- habaki
- silver foil single
- 外装
- 黒呂鞘金工拵・白鞘
- mounting
- koshirae and shirasaya
- 鑑定
- 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書附
- Certificate
- [N.B.T.H.K] hozon
- 正価
- 売却済
- price
- Sold
近江守忠吉(五代)は四代忠吉の子で元禄九年の生まれ。父存命中は忠広と名乗ったが父没後は忠吉と改銘。忠吉家の伝法を忠実に守り、寛延三年に近江守を受領、安永四年没。確立された肥前刀の名声を汚すことなく後代へ受け継いでいる。
本作、代名詞である繊細な地鉄が際立ち、一尺七寸超と脇差としては長めで反りも深く見応えがある。小杢目肌は良く詰んで肥前刀らしく、小沸が厚くついた直刃は焼き広めで破綻は見られない。茎は生ぶで錆色も良く、刃区もしっかりと残っている。付属の拵も洒落て、時代のままの黒柄糸に黒呂色鞘。金具は素銅地赤銅覆輪の獅子図鍔、赤銅七々子地燕図縁頭、夫婦獅子図目貫、赤銅七々子地獅子図で品良くまとめている。保存刀剣鑑定書附。